アナログからデジタルへの変換ー高精度の位置情報の取得ー
文理融合&分野横断への挑戦の第一歩として、法文学部に所属する地理学と考古学を専門にする学部生を対象に、2024年12月21日にトータルステーション(TS)による測量実習を実施しました。当日の参加学生者は8名でした。近年のTSはデジタル化が進み、緯度経度、標高を自動的に、かつ瞬時に算出してくれる。計算が苦手でも、しっかりと測り方を修得できていれば簡単に測量をすることができます。
実習の当日は、時雨模様のお天気でしたが、学生たちはお互いに協力し合いながら、測量機器の設置や計測を行っていました。計測すると、すぐに測量機器で地図化される画面を確かめながら計測を行っていました。


あいにくのお天気で早めに実習を切り上げましたが、教室に戻り本体機械からUSBで無事に測量データをCSVファイルで回収しました。さらに、教員のデモンストレーションによるGISを用いた測量データのデジタル地図上への表示や3次元表現に触れ、GISを扱う授業に興味を惹かれたでした。未知の位置情報と言うアナログ情報を、フィールドワークを通じてデジタル情報へと変換するスキルを基に、学生の教育や研究の発展に繋げられればと思っています。

