トピックス

活動

  • 多元地域文化コース

トータルステーション測量による地形データの取得

吉田 明弘

アナログからデジタルへの変換ー高精度の位置情報の取得ー

文理融合&分野横断への挑戦の第一歩として、法文学部に所属する地理学と考古学を専門にする学部生を対象に、20241221日にトータルステーション(TS)による測量実習を実施しました。当日の参加学生者は8名でした。近年のTSはデジタル化が進み、緯度経度、標高を自動的に、かつ瞬時に算出してくれる。計算が苦手でも、しっかりと測り方を修得できていれば簡単に測量をすることができます。

 実習の当日は、時雨模様のお天気でしたが、学生たちはお互いに協力し合いながら、測量機器の設置や計測を行っていました。計測すると、すぐに測量機器で地図化される画面を確かめながら計測を行っていました。

TSの設置方法を聞く学生たち
TSを用いた測量データの取得

あいにくのお天気で早めに実習を切り上げましたが、教室に戻り本体機械からUSBで無事に測量データをCSVファイルで回収しました。さらに、教員のデモンストレーションによるGISを用いた測量データのデジタル地図上への表示や3次元表現に触れ、GISを扱う授業に興味を惹かれたでした。未知の位置情報と言うアナログ情報を、フィールドワークを通じてデジタル情報へと変換するスキルを基に、学生の教育や研究の発展に繋げられればと思っています。

学生たちによる測量データの抽出とPCを用いた簡易表示(その1)
学生たちによる測量データの抽出とPCを用いた簡易表示(その2)

この記事を書いた人

吉田 明弘

法文学部人文学科多元地域文化コース / 大学院人文社会科学研究科・准教授,博士(理学)。古植生学,第四紀学,自然地理学が専門で,最終氷期以降における植生変遷や気候変動について研究を行っています。地理学は文理融合の総合科学で文系・理系を問わず,様々なジャンルの研究をすることができます。ゼミでは自然地理学や人文地理学,環境地理学など幅広い分野の研究を指導しています。好奇心の旺盛で,アクティブな方にはピッタリの研究分野です!!

この人が書いた記事をもっと読む