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超音波のマウスの声を可視化するカメラUSVCAM

菅野 康太

マウスのコミュニケーション音声は超音波

マウスの鳴き声というと、みなさん「チュー」などを思い出すと思いますが、マウスどうしのコミュニケーションは超音波の鳴き声で交わされているので、ヒトには聴こえません。歴史的に、どういう状況で鳴いているのかということは調べられていて、オスからメスへの求愛の発声や、仔が親や巣から離れてしまったときに発していることが知られています。

詳しい研究内容に関して僕の研究室HP研究紹介記事などもご覧頂ければと思いますが、何せ聴こえませんので、新しい研究をするのが大変です。

そんな状況で、富山大学の松本惇平先生が、共同研究で素晴らしい計測装置を新規開発してくださいました。

超音波カメラUSVCAM

このUSVCAMという新しい装置は、超音波の鳴き声がどこから発せられているを可視化して同定するものです。つまり、どの個体が鳴いているかを特定することができます。

USVCAMを用いて行った我々の研究で、世界で初めて2個体(メスどうしや雌雄)が同時に活発に鳴いている様子を捉えることができました。以下のデモムービーの最後の方ので、白いマウス2匹が盛んに鳴いている様子が見られます。

USVCAMはすでに以下の論文で発表済みで、オープンソースとして詳細がGitHubでも公開されています。

この記事を書いた人

菅野 康太

法文学部人文学科心理学コース / 大学院人文社会科学研究科・准教授、博士(理学)。専門は行動神経科学で、マウスの音声コミュニケーションを研究しています。授業では、ソフトウェアでの統計解析、科学と社会の関係、イベントやwebを通した情報発信なども担当しています。

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